食料危機について知ろう!

カルチャー

食料危機は本当にやってくる?

日本は深刻な食料危機に直面すると予測されています。

少子化で人口の減っている日本で本当にそんなことが起きるの?と、まだあまり身身近に考えられる問題だとは思っていない方も多いはずです。しかし、ロシアによるウクライナ侵攻や、様々な要因で、どんどん食料危機は迫ってきています。

今回は日本がなぜ食料危機になりうるのか、その原因を探っていきたいと思います!

多くの食材を輸入に頼っている事実

農林水産省によると、2021年度のカロリーベースの食料自給率は38%でした。 日本は、下のグラフからもわかる通り、ほかの先進国と比べてもかなり食糧自給率低いですね。

日本はお米の自給率がほぼ100%を占めています。また、日本の食料自給率に占める割合も多いです。しかし、食の欧米化により、お米の普及率は低下してきました。それに伴い、日本の食料自給率も低下しています。

実は、1965年度には食糧自給率は73%も占めていましたが、日本の食文化の変化とともに低下してきたことがわかります。

食料自給率が低いということはそれを補う分、外国から食料を輸入しているということになります。畜産物や油脂類の消費が増え、それらの原料の大半を輸入に頼っています。

しかし、今回のようなウクライナ危機などにより、小麦の輸出が制限され、価格が高騰すると、輸入に頼っている日本にとっては大打撃です。そういったことがいつ起きるかわからない今、輸入に頼りすぎると、食料危機に陥る可能性があります。

自然災害が農業に与える影響

近年の気候変動により、作物の生産は不安定な状況にあります。気候変動により、栽培した作物がだめになってしまい、収穫量が減ってしまったり、栽培ができなくなる可能性もあります。また、その土地の気候に合った作物を生産するため、そもそもの生産地が変わってしまうケースもあります。実際に、バングラデシュのある地区では、気候変動の影響で降雨量が不安定になり、多くの農家が米から野菜の生産へと切り替えるなど、気候に合わせた農業へと変化しているようです。また、自然災害は安定した生産に被害を及ぼすだけではなく、環境衛生や、輸出入にも大きな影響を与えています。このまま気候変動などの自然災害が増えると、私たちの元へ届く作物も減ってしまうかもしれません。

持続可能な食生活のために

食糧危機を防ぐために、私たちにできることはいったい何でしょうか?意外と小さなことでも、すぐに実践できることはたくさんあります。例えば、、、

・地産地消のものを食べる。

・庭やバルコニーで食材を育てる。

・フードロスを減らす。

自分で育てた野菜や身近なところで作られている作物を食べると、よりおいしく感じます!自分たちだけではなく、環境にもやさしいですね!や皆さんも身近なことから少しずつ始めてみませんか♪

参考資料

数字で学ぶ「日本の食料」:農林水産省:農林水産省 (maff.go.jp)

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